みなさま
HAFU TALK立ち上げメンバー、ケイン樹里安です。
手づくりメディアHAFU TALKの応援、誠にありがとうございます。
右も左もわからないなかで、「えいやっ」と思い切って始めた当プロジェクト。
おかげさまでクラウド・ファンディングは当初のゴールの次のレベル、100%を超えたネクスト・ゴール、158%まで達成することができました!
本当にありがとうございます!!
ハーフと海外ルーツ、その身近な人々をつなげる、むすぶ、メディアとしての、HAFU TALK。
1歩は大変かもしれないので、まずは「半」歩ずつ近づきあって語り合うメディアをつくりたい。
その想いで、ここまで走ってまいりました。
息切れしたときも、力みすぎたときも、「目立ちたくてやってるんじゃないの?」「もっと苦しい状況にいる人ならまだしも・・・」といった厳しい言葉を投げかけられたときも、いろいろ、ありました。
ですが、そのたびに、あたたかい言葉をかけてくださり、支えてくださり、応援してるよっと声をかけてくださり、シェアしてくださり、応援も、支援も、してくださる方々が次々にあらわれて、とてもとても、心強かったです。
皆様のおかげで、まずはファースト・ステップ。「クラウド・ファンディングによる足固め」をしっかりとやり抜くことができました。本当に、めっちゃ、ありがとうございます。
HAFU TALKは、ライフワーク。
息長く、ゆっくり、華々しくなくとも着実に、真摯に、続けていくこと。
そこを目標にしています。
「おつかれさま、もう大丈夫」と、ハーフや海外ルーツといったカテゴリーで呼ばれ、時に振り回されてきた人々すべてに、そして、身近な人々に、笑顔で言ってもらえる日が来たらいいな、と思ってやっていきます。
ところで、厳しい言葉を投げかけられることで、スッキリと、言葉にすることができるようになったことがあります。
「目立ちたいだけ」という言葉。
まず、僕たちは地味なWEBメディアの立ち上げを息長く続けていくことを、目的にしています。ですので、「目立つ」という目的は、だれかにお譲りしたいと思います。
どうぞ、がんばってください。
「目立つ」ことで何かマシなことが起こるのなら、手段としてやってみることはあるかもしれません。ただ、それは、手段であって、目的ではありません。あくまでも、手段は手段。
もし、僕たちが、何かをまかりまちがって、「今からアイス10キロを1時間で食べまーす!挑戦です!」みたいなユーチュー〇ーのような投稿を始めたときはみなさま大至急・全力で止めてください(笑)目的を思い出せ、とおっしゃってください。
そして、「ハーフや海外ルーツの『しんどさ』はまだマシ」といった言葉。
「もっと苦しい状況にいる人」の「しんどさ」がある社会と、ハーフや海外ルーツの「しんどさ」がある社会。同じ社会なので、もしかしたら「しんどさ」が重なっていたり、似ていたりするかもしれません。だとしたら、ベストではなくっても、ベターなカタチでHAFU TALKをやってみる価値はあると思います。
「やればやるほど、逆にしんどくなるかもしれないよ?」という言葉がどこかから、聞こえてきそうです。なるほど、そのリスクはあります。でも、今まで「やらないことでほったらかされてきた部分」があるのでしたら、「やる」意味はあるのかな、と思っています。
「自分のほうが、うまくやれる!」。そう思う人もおられるでしょう。
心強いです。連携しつつ、できることは一緒にやっていきましょう。僕たちに見えること・聞こえること・感じとれることには限界があります。僕らなりに、ゲストコラムやインタビュー、アート・プロジェクトといった多角的な方法でやるつもりです。それでも、限界はあります。ぜひ一緒に、それぞれの持ち場で、それぞれのスタイルでやっていきましょう。
HAFU TALKは、身体的な特徴、ルーツ、言語、生育環境、地域とのかかわり、ジェンダー、セクシュアリティ、宗教、学歴、障害(インペアメント、ディスアビリティ)、家族構成、世代、職業、趣味・嗜好……がそれぞれに異なる、それぞれの「ハーフ」や「海外ルーツ」といった、「日本人」という謎めいたカテゴリーの中に入れられたり、出されたりする人々、そして、そう呼ばれる人々の身近にいる人々の、それぞれの「しんどさ」を発信したいだけではないのです。
「しんどさ」を生み出し、維持し、さまざなまカテゴリーで名指され、名乗る人々を、振り回そうと待ち構えている、ほかでもないこの社会の仕組みについて、考えたいのです。
それぞれの人々が、それぞれの「しんどさ」を抱えている。
「しんどさ」を生み出す仕組みに、みんなでグイッと迫るためのメディア。
それが、HAFU TALKです。
はじめ、僕たちは、このメディアの「中」で、迫ろうとしていました。
でも、クラウドファンディングの途中で、ありありと気づかされました。
さまざまな人々の、いろいろなTALKは「中」に閉じることなく、HAFU TALKを1つのきっかけとして、さまざまなソーシャルメディアの上で、そして、実際にお会いした時に、次々に生まれていくということを。
TALKは、立ち上げたてのWEBメディアの「中」に閉じることなく、その「外」でも、
場所を、国境を、時間を越えて、ポコポコと生まれることを知りました。
これからも、さまざまなTALKが生まれる「きっかけ」の1つを、発信できるメディアでありたいと思います。
HAFU TALK。
なんとも、因果な名前をつけました。
この因果な名前から、考え始めたいと思います。
1歩が大変ならば、まずは、その半分。
半歩から。
ここからが幕開け。
ズッシリとした責任に身が震えます。
ゆるゆると、ぼちぼちと、頑張ります。
さて、長くなってしまいました。
最も言いたいことを言って、本コラムを、しめます。
さまざまなカタチで支えてくださった、おしみない応援・ご支援・ご協力をくださったみなさま。
本当に本当に、ありがとうございました!!!!
今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。
HAFU TALKプロジェクトメンバー
ケイン樹里安
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